所沢市議会議員 末吉みほこ

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2019年 3月 22日 (金)

香害を知っていますか

by 末吉美帆子

 柔軟剤、合成洗剤など身の回りに溢れる『香料』が化学物質過敏症等の健康被害を起こして社会問題になっています。日本消費者連盟は『香害110番』として電話相談を行い短期間に200件以上の相談が寄せられました。
この3月にDVD「香害110番 香りの洪水が体を蝕む」を作成しました。(28分上映権付き1500円)
 
 私は2017年6月、市庁舎に香料自粛の啓発を要望する一般質問を行い、市は埼玉県が作成したポスターを掲示をしてくれました。2018年6月にはさらにポスター掲示を増やすこと、保育園など子ども関連施設や学校現場での啓発や対応を再び要望しました。
 その後、北海道などを中心に省庁への署名活動が始まり、所沢でも市民に呼び掛けて署名に協力するとともに、2018年9月、国への意見書案を市議会に提案しました。過去のブログにも書きましたが、所沢市議会の意見書案は各会派から議会運営委員会に提案し、全会一致になったものが国等に提出されます。
所沢市議会が、反対もなくこの意見書案を通してくれたことに深く感謝の気持ちを抱きます。これがたぶん香害に関して全国で初めての意見書になりました。
 このご縁でDVDにも出演させていただいています。市町村、県、国で所管する事業が違うのでそれぞれ取り組むべきことも違います。国に対しては院内集会や国会議員要望も重要ですが、地方自治法99条で保障された意見書ももっと活用すべきだと考えます。その後12月議会で意見書を出す議会が増えました。目的はもちろん国に意見を言うことですが、合意する過程でどんな課題があり解決できるのか議員が議論し共有できることもメリットです。
私たちも市民ネットワーク主催で香害学習会を二回開きましたが、「体調わるい理由がわかりました」という意見が寄せられるなど、広く問題が身近にあることがひしひし感じられました。
 私の住んでいるマンションの住民からも要望があり、管理組合にお願いしてエレベータや掲示板へのポスター掲示が実現しました。まだまだやれることはたくさんあるはずです。誰かを一方的にワルモノにするのではなく、みんなが気持ちよく暮らすためにどうするかという姿勢で進めたいと思います。
香害はある意味象徴的な言葉で、問題の本質は香りではなく、匂い恐怖症を煽る不必要な製品を売ること、マイクロカプセルのような分解困難な化学物質が川や海に影響を与えることなど、経済や地球的環境の問題です。
それは私たちの生活、生き方を問うものでもあります。化学物質過敏症を発症するような空気は、誰にとっても危ういものです。安心して空気も吸えない社会が正常と言えるでしょうか?
改めて、皆さんと一緒に考え、行動し、きれいな空気を取り戻す社会を転換していきたいと心から願っています。DVDは上映権付きです。是非全国で上映会や学習会をひろげ、この問題を理解し共有してください。(私自身はDVDに出てくるのは非常にはずかしいですが…)

T R A C K B A C K
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