所沢市議会議員 末吉みほこ

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2019年 3月 16日 (土)

なりたいものになる 性的少数者の課題に関する請願審査

by 末吉美帆子

 所沢市議会3月定例会に「パートナーシップの公的認証と性的少数者に関する諸問題」に関する請願が提出され、総務経済常任委員会で審査しました。
3/13委員会で請願代表者の小川奈津己さんを参考人として招致、請願主旨を述べて頂いた後質疑応答しました。

 身体の性が自分自身が認識している性と違うと気づいた時から強いられる非常な暮らしづらさ。
また同性カップルでは、配偶者に普通に保証される権利がなく非常に困難を強いられる。愛する人が異性ならあたりまえのことなのに同性だと認められない。求めているのはマイナスをせめてゼロにする政策。そして社会に無意識にある思い込みや、偏見や差別。
当事者である小川さんの話はわかりやすく引き込まれました。その中でも「なりたいものになりたいだけ」という言葉は印象的でした。自分は男だと感じているから男性として生きたいだけ。恋愛対象が異性か同性かまたは両方、もしくは恋愛感情を持たない等々、性的志向も多様性に富んでいることも少しずつ知られてきました。

 総務経済常任委員会では一昨年、大阪市淀川区にLGBTに関する視察に行っています。非常に感銘を受けた視察でしたが交通政策、公共施設再編、期日前投票所などに取り組む中で、政策サイクルに入れられなかった課題でした。今回、期せずして当事者の皆さまからの請願という形で充実した審査をすることができ、委員会で全会一致で採択すべきと決定できたのは本当に感動的でした。
市執行部は、委員会審査の中で「できることからやっていく」と前向きに答弁。委員会終了後には請願者と名刺交換し、当事者からの意見も聞きながら進めていく姿勢を見せてくれました。
所沢市議会では、請願者の陳述や質疑応答は委員会の記録としてHPで公開し議事録検索することもできます。当事者の発言が正式に議事録に残る形の審査は、おそらく埼玉県内で初めてということで、広がりを期待したいところです。LGBTという未だ解消されない社会的障壁がある課題でしたが、和やかで爽やかな審査となり全員が「前向きに取り組めたらいい」と思えた審査でした。任期の最後に、やり残した課題に委員会としても形がつけられて本当にすっきりした思いです。
私は請願審査のたびいつも思います。本当に解決したい思いを持つ市民の力って凄い。議会はその後押しができるだけなのかもしれません。本当に嬉しい日でした。
請願代表者、傍聴に来て下さった皆さま、ありがとうございました。

T R A C K B A C K
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