所沢市議会議員 末吉みほこ

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2017年 12月 1日 (金)

指定管理者制度に思うこと(1)

by 末吉美帆子

 指定管理者制度は、2003年、地方自治法改正により公共施設の民間委託に関して導入された制度です。指定は議会の議決を経るため、議員になってから私も多くの施設の指定管理者選定を審議してきました。
 制度は功罪両面もっています。その点を具体例で少しずつ書いていきたいと思います。

どうしても忘れられない議決が、私にはあります。ある公共施設の指定管理者に、今運営している公的外郭団体と、協同組合を母体としたNPOの2者が応募しました。何十ページもある選考委員会の議事録を読み込みましたが、新しい応募団体の福祉的取組み、展示やイベント案など魅力あるものでした。しかし結果は公的外郭団体の勝利。ある評価項目が異常に低く、この点差で決まったのです。理由を追及すると「この団体は○○市施設でトラブルを起こしたのです」と説明。どんな理由かはわからないので、業を煮やして○○市に直接聞いてみると「いや、単なる行き違いがあっただけです。全く問題ないです。今も委託は続いてますし良くやってくれています!」同じ市役所に同じ問い合わせをしているはずなのになぜ?
 ありもしなかったトラブルの噂で最低点をつけてまで何故、公的外郭団体を選んだのか?
 公的外郭団体は市OBも多い。受託する仕事を減らしたら困るだろうと「忖度」したとしか思えなかった。どうしても賛成することはできなかった。他の議員は「なにを反対してるの?」という反応だったが、否決することを認めてくれた同会派の議員には感謝しています。
今でも間違っていたとは思っていません。決して忘れない指定管理者選定です。
現在は、外部選定委員(専門的知見含む)も増え、当時よりずっと選定体制の透明性が高まったと評価しています。揚げ足取りやいちゃもんでなく、本当にベストな事業者を選ぶ、それが選定委員会であり、議会です。

T R A C K B A C K
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